私たちダイバーは海の中に潜ることができます。しかし、その海はダイバーだけのものでも、誰か特定の人間だけのものでもありません。
そのために、ダイビングをするときは、なるべくその海や生物にダメージを与えないことを心がけましょう。
ダイビングは、古くは魚を捕るものとされていた時代もありました。しかしそれは、先人のダイバーの努力と啓蒙によって、現在では同じ「とる」でも「捕る」のではなく「撮る」ものになっています。
Cカード取得講習でも習うと思いますが、ダイビングで海の中の魚や貝などを捕ってくることは禁止されています。
また、捕るだけでなく、魚やサンゴなど生物全般に水中で触ることも、時代の流れとしてはNGになりつつあります(もちろん、岩をつかむときにサンゴに触れてしまうなど、どうしようもないときもあります)。
これは人によっても考え方が様々ですが、「生物へのダメージは、より少なく」という考えから「生物へのダメージは、ゼロに」という考えが主流になりつつあります。
ましてや、海辺でゴミを捨てるというのはもってのほかです。その点では、登山などとも同じと言えるでしょう。
ダイバーにとって大切なことは、「海に対して謙虚である」ということです。
「海が荒れているときは潜らない」ということも、「海の中の生態系を尊重する」ということも謙虚さの中に含まれるでしょう。
「優れたダイバー」の定義というのは曖昧ですが、人から尊敬されているダイバーというのは、みなさん海をよく知っているからこそ、海に対して謙虚な姿勢をもっています。
ダイビングをする際は、「海にお邪魔させてもらう」という気持ちをどうぞ忘れずにいてください。
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